今シーズンは、新マルチャー君とともに、
いろんなところで畝立てマルチ張りをしました。


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おなじ集落でも、土は全部違ってて、とても面白かったです。


さて、池谷集落にある民宿かくらのお父さんの畑でマルチ張りをしたときのこと。



マルチ張りが終わり、「ちょっとお茶でも」と言われるがまま民宿に戻ると、



なんと!

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おそばが出てきました!!!



民宿かくらの手打ちソバは、
十日町で毎年11月に行われるそば祭りでかなりの人気を誇るそばでもあります。


「お礼に…」
ということで、大変おいしくいただきました…(;;)
まさか食べれるなんて…感激!!!!おいしい!!!!




そして、窓からは優しい風が通り抜けるのでした。
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棚田を眼下に見下ろすロケーションは最高です。

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庭はいつの間にか、素敵なデッキになっていました。



毎年少しずつ進化してゆく民宿かくら。
お父さんの夢がいっこいっこ、形をなしてゆくようでもあります。


「でも、おらがこの空き家を借りるときは、
ここは杉がいっぱい植わってて、この景色は見れなかったんだ」


それを聞いて、えっと喉がつまる。


「この空き家も、カメムシだらけのひどいもんだった。
それを自分たち素人の手で、手を加えて、少しずつよくしていったんだ」



かくらさんは、少しずつ、少しずつ、手を加えながら、集落の可能性や潜在能力を掘り起こしていったのだと思いました。その結果、この景色がこの懐にある。
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私がやりたいな、と思っていることを、
とても早い時代から、実際にやっている人がいる。



最近は改修も、場づくりも、販売も、商品を広める力も、
飛躍するためのなにもかも、 
思いを形にするためのなにもかもには、
ある程度のお金が必要なんだと、もどかしい思いと、悔しい思いをすることがありました。



それでも、できることがある。
それでも、思いが届くことがある。


それを信じて、小さなことからでもがんばっていきたいと思う一日でした。