先日、

キリングループがCSV活動としてしている
「トレーニングセンタープロジェクト」

地域トレセン会議に参加させていただきました。



地域創生トレーニングセンタープロジェクトとは、
いただいたご案内を引用させていただくと、
はじめは2011年の東日本大震災以降、 東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクトの形で始まったそうです。



それが今年2016年からは、これまでの東北の経験を活かしながら、全国規模へと広げ、地域プロデューサーをつなげ、生み出す「キリン・地域創生トレーニングセンタープロジェクト」と展開したそうです。




今回、そのトレセンプロジェクトの地域プロデューサーの一人として、長岡からスズグループの鈴木将さんが選ばれ、今回の地域トレセン会議にも、十日町・津南若手ファーマーズのちゃーはんも参加のお声をかけていただきました。ありがとうございました!
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日程としては3日間だったようですが、
1日目の長岡の食をめぐるプログラムのみ参加しました。




もちろん、

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「私も同行しまつ(キリッ)」by 佐藤あさ




0歳児とともに巡るツアーとなりました(笑)
ごく簡単に、レポを書きたいと思います。


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さて、はじめは、
「雪解け水から始まる食文化の提案〜水が流れる杜々の森にて、雪を資源とした雪国の魅力を味わえる食事会〜」ということで、



野外テーブル!





鈴木さんのキッチンカーを使った、真骨頂!
私たちの結婚式でも、鈴木さんから食事提供をしていただいたのですが、
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そうそう!!この素敵演出!!!
と、とても懐かしく感じました…(あぁ本当によかったなぁ…。。。!)


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(すげー!普通のイスがいいかんじに!)
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(なるほどなるほど、こうやってテーブルにしてるのか…メモメモ)

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お料理は、冬の雪しか祭りでも披露していた、
スノーフルコース。

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……。

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……。

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料理人はやはりアーティストだな…!!!!
この感性を、農業にも取り入れたい!野外で食べれるって一番なんですよね…
これを本当に田んぼや畑でしたいんだよなぁ…キッチンカー買わなきゃかな…なんて思いつつ…。。。




素敵ランチでおなかいっぱいになったあとは、
「新潟酒造りの魅力〜雪解け水で酒造りをする酒蔵、越銘醸の蔵見学」です。
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もちろん利き酒が!!!
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あさちゃんは、さかずきだけをしゃぶしゃぶ。
このさかずきは、皆さんにプレゼントでした!


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利き酒の際には、栃尾の油揚げ!!!!
ウマー!ぬう〜〜〜運転だったので、この日飲めなかったのが残念すぎる!



米がおいしいところは、お酒もおいしい。
新潟には誇れる酒蔵もたくさんあり、
私の住む十日町の魚沼酒造、そして松之井酒造も蔵見学をしたことがあるのですが、
どこも歴史とおもむきがあり、行くたびに感動するのですが、



今回の長岡の越銘醸もさることながら、
とっても素敵な蔵でした!

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黒々とした天井が、歴史を物語っています。


蔵にはお酒をつくる菌がたくさんいるのですが、
目に見えない存在に思いを馳せる時間でした。


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次は、
「長岡伝統野菜の魅力〜信濃川河川敷にてベテラン農家のこだわりの畑見学〜」。


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午後のお昼寝タイムとなり、娘がわちゃわちゃヾ(`ε´)ノネムタイ!ヾ(`ε´)ノわちゃわちゃヾ(`ε´)ノわちゃわちゃヾ(`ε´)ノ

してきて

説明をちゃんと聞けなかったのですが、
ひとまず皆が収穫→即食べ体験をしていたので、
私もそそっと合流。
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ぷっくりつやつや!

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「なんだろう、これ」

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「クンカクンカ」

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「がじがじ……!」


娘、はじめてのエンドウ豆!よく食べてくれました!
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ここでは、NPO法人思いのほか所属の若手農家さんたちが畑のあれこれや、活動について説明してくださいました。



彼らが定期的に開催している
「畑ゴハン塾」。
私、これが本当〜〜〜〜〜に好きで、初めて行ったときは感動して、
もうもうこれは、十日町でもぜひぜひやりたい!!がんばりたい!
と、かなり影響を受けた会でもあります。


そんな思いの種が、昨年結成した
「十日町・津南若手ファーマーズちゃーはん」となったのですが、
改めて、 もっとがんばらねばと背中を押されました。




農家が元気だと、地域が元気!
本当にそう思います。 みなさんのサワヤカ笑顔がまぶしかったです。



さて、最後はリリックホールにて、今回の総まとめ、
「地域トレセン会議」です。 

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全国からいらしたプロデューサーの方たちの活動プレゼンとパネルディスカッションが行われました。



相変わらず、娘がもじゃもじゃしていたので、
ゆらゆらしながらの、ながら聞きだったのですが、なんとなくメモ走り書きしたかんじでは、


・となりの領域に入る、エリアを越える
・イベントも必要だが、ビジネスにつながるイベントをする必要がある
・価値が地域のスイッチを押す
・哲学者を探す
・持続可能な観光


といった感じでした。(うむ…めっちゃ走り書き)



とは言え、

「農家の価値はもっと上がるべきだし、
農家はもっとクリエイターになるべき!」

 
と常々思っていたのですが、さらに確信に近くなりました。
もっと、農家もいろんなことをしていいのだと背中を押されました。



もちろん専門家であり続けることも大事ですが、
その専門性に、新たな価値を結びつける努力も、今後必要なのだと痛感。



異業種ではもうそれがどんどん行われていて、
例えば
シェフが畑もやる、
建築家がコミュニティビジネスをやる、 などなど、専門性を活かした上での新しい組み合わせが、またその専門性に新たな価値を上乗せしてくれているという……



これって、「新しい形の六次産業化なんだ!!」とある意味開眼。




もうひとつは、
これからは「しゃべる技術もある程度必要…!」と痛感。


ぺらぺらとしゃべれるということじゃなくて、
「自分のことばで、伝えることができること」ということです。



鈴木さんはしゃべれるシェフであり、
思いのほかの農家さんたちは、しゃべれる農家さん。
口達者という意味ではなくて、
的確に伝えれて、心をつかむことができる。 



ネット上で書かれることばではなく、
リアルの世界で発せられることばに魂を乗せる。




得るものがたくさんあり、
ちゃーはんメンバーにもぜひぜひ行ってほしかったなぁ…!!!とうずうず。



最近では地域で活躍するかた、コト起こしをするかたなど、プレーヤーがずいぶん増えました。
それだけ、磨きがいのある資源が豊富なのが地方なのかもしれません。
ある意味、地方戦国時代なんだと感じるとともに、
新しきを取り入れつつ、
目の前の田畑にしっかり向き合うリアルな世界で足をちゃんとつけて生きてゆくのを
しっかりやっていきたいです。