先日、長岡市赤城コマランドにて、
新潟県内の森のようちえん関係者の会が行われました。
森のようちえんとは、
自然体験活動を基軸にした子育て・保育、乳児・幼児期教育の総称とされています。
(森のようちえん全国ネットワークHPより)
森のようちえんの「森」には、海、山、川、畑、都市公園なども含み、広い意味でとらえられています。なので、森にようちえんの「ようちえん」も、単なる幼稚園だけでなく、保育園、託児所、学童保育、自主保育、自然学校、育児サークル、子育てサロン・ひろばなどなど、こちらも0〜だいたい7才くらいまでのこどもたちを対象としていますし、いろんなあり方もいまは認めています。
十日町市はまだまだ設立もこれからなのですが、
お声がけいただきお邪魔させていただきました。
参加団体は
柏崎市 夢の森公園内 野外自主保育「森きち 」
三条市 Sanjo森のようちえん
上越市 森のようちえん てくてく
十日町市 十日町市立里山科学館キョロロ
当間高原リゾートベルナティオ内ポポラ
長岡市 赤城コマランド内 ふたばっこ
新潟市 Akiha森のようちえん
妙高市 国際自然環境アウトドア専門学校
でした。県内だけでもこんなにたくさんあるのですね!
場所はとっても素敵な山小屋!!
木の香りがとても心地よく、
会議の中で自然体でこどもたちもいて、私も思い切って娘を連れてくればよかったなぁ…とあとから思いました><
「働くと暮らす」が薄く繋がっている日常のなかに、自然体でこどもたちがいる。
そんな街が増えたら、とても居心地がいいのだろうな。
会では、ひととおり自己紹介をした後に、各々の課題や悩みを述べました。
集まった皆さんは「森のようちえん」と一口に言っても様々で、
ママさんたちで自主保育をしている方、
NPOとしてしっかり運営している方、
環境教育として、イベント的に開催している方、
学校に通いつつ、学生企画で開催している方、
そしてこれから立ち上げたいと準備している方…。
段階によって出てくる悩みも様々でした。
そもそも「森のようちえん」というものは、「ようちえん」という言葉にくくられない多様なあり方を許容していて、
大きく分けると3つ。
課題
①なかまづくりをしたい(同業者仲間あるいは参加者…新しい人にも来てもらいたい)
②学びたい(自らのスキルアップ、リスク管理など)
③運営について (継続的な運営、経営をするために)
それぞれについては、
→解決への提案
・地域密着で行うことや、丁寧な情報発信をすることで仲間を増やしたり、新しいものへのアレルギー(あるいは無認可への抵抗)を失くすことが必要→親も参加したくなる動機づけ
・ようちえんとして平日も運用していくには、保育以外の収益が必要
・基本的には実践しながら学ぶのが一番だが、県内実習を増やすことも必要
という見解が出ました。
「子育て王国」を名乗っている鳥取県や長野県のように、こういったママたち保育者たちの動きに行政も条例や政策などの面でサポートいただけるととてもありがたいです。
一方、Akiha森のようちえんを運営しているNPO法人アキハロハスアクションの皆様は、造園業や行政の委託事業、プレーパーク運営など、保育だけに留まらない仕組みを作ろうとしており、いつも本当に勉強になります。
次回は6月に十日町・松之山で会議が行われます。
7月には、イベント型でお試しの十日町版もスタートするので、引き続き考えていきたいです。
コメント
コメント一覧 (1)
私は現在東京で美術家をしています。その関係で学生時代は越後妻有トリエンナーレに遊びにいったことがあり十日町を訪れたこともありました。自然豊かな里に当時も大変感動しいつか長く滞在してみたいという思いもありました。なので、実際に行動に移し町に溶けこむことのできた佐藤さまには尊敬をかんじずにはいられません。
現在佐藤さまと同じくわたしも結婚し一歳の男の子の育児をしながら活動をしています。東京では保育園に子供を預けるのが本当に大変でした。どこにいっても子供を育てながら仕事をするということは大変なことですが、自然溢れる地域で目の届く育児をされていることが素直に羨ましくおもいます。
仕事上、私は様々な分野(メディア、地域復興、企業イベントのプロモーション)で作品を展示する機会に恵まれて仕事をしてきました。私自身も、美術業界に留まらずあらゆる分野の業界のひとと関わる事でアートの可能性を模索しています。
7月14日からは金沢のしいのき迎賓館にて大きな個展も予定しており、東京のみならず全国の地域で活動の幅を広げています。分野は全く違うのですが、素晴らしい事業を創出している佐藤様の何かお役に立てる事がありましたらいつでもご連絡ください。
長々と失礼いたしました。ここまで読んで下さりありがとうございました。最後に佐藤様の事業の成功を心より応援しております。