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もう年末年始のことになってしまうのですが、
 
TheJapanTimes(ジャパンタイムズ)さんに農業の暮らしについて掲載いただきました。

http://www.japantimes.co.jp/news/2017/01/03/national/social-issues/slow-life-rural-japan-converting-young-people/#.WJK9qumP1Jd 


すっかり私は英語が衰えてしまったのですが、
こちらの記事をきっかけに、外国の方たちからお問い合わせをいただくようになりました。
地方の農業を研究している大学生や、農業に興味がある子まで、

すっかり冬眠してしまった英語脳を駆使しながら、
パソコンをトントン叩きながら返信したりしています。


国を超えて、同じ思いを抱いていたり、
これからの世の中のことや生き方を考えたりすることができること、
なんてすごいことなんだろうかと改めて実感します…。



ただただ筆まめだった私は、小学生の頃はなにかの会報誌に載っていた文通相手募集を読んでは(その頃はプライバシーとかなんとかなくて、会報誌に名前と住所がばんばん載っていた…たった20年前なのにね…。)気の合いそうな子に手紙を出し、全国に友達を作って、それでは飽きたらず、海外のペンフレンド募集にも応募したり。
母を通じて英語ができる母の会社の方の力も借りながら、
 アメリカのカルフォルニアに住むジェシカという女の子と、小学生の頃一生懸命文通していた日々がなつかしいです。コミュニケーションのツールである英語、当時はそれが十分にできなかったため、自然とレターの交換はなくなってしまいましたが、今でも、どうしてるのかな、と思うときがあります。


時を超えて、改めてまた、ツールを使えるようになりたいと思うようになりました。
それは、問い合わせてくれたアメリカの大学生の女の子がバンバン日本語をしゃべって、私とコミュニケーションをとっていたことに衝撃を受け、そして恥ずかしい気持ちを持ったからかもしれませんが、大学の頃、海外で、人道支援や難民支援のしごとをしたいと思っていたあの頃、自分とは違う人生や世界を歩んでいる人たちと繋がりたいと思っていたあの頃。
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いまは娘も生まれ、この地域での自分の仕事と、育児と、暮らしと、
すっかり「いま、ここ」にじっくり根を張る暮らしになっていましたが、
この地方の山奥の片隅で行われた、自分の小さな一歩や、小さな何かが、世界と繋がることができればと、またふと、思ったりするのでした。
それは、単に繋がりたいという想いを超えて、今では、国を超えて一緒によりよい未来を考え、語り、ともに未来を作りたい、という気持ちに、少し近いです。